2007年9月のありがとう
見えざる資産を増やそう

 今月もありがとう。
 「暑さ寒さも彼岸まで」と言われていますが、まだ暑いですね。
 でももう10月、秋風も吹きます。ちょっと物思いに沈み、詩人になりましょう。
 それに10月の中旬には、池田さんご招待の丹波で遊ぶ枝豆採りがあります。みんな楽しみだね。

 さて、今日のテーマは「見えざる資産」です。ちょっと難しいかなあ。
 わが見えざる資産は、イー・ビーイングという創業理念、ネットワーク力、ビジネスモデル、クライアントの信頼、評判と、わがパートナーたち。高い専門能力、ノウハウ、誠実さ…

 この見えざる資産を纏めたものが「知的資産報告書」というものになります。下図では、真中の「理想的な開示情報」にあたります。


 私たちはホームページで知らせたい情報を出していますよね。
 一方、読んで戴いている人々には、やはり物足りないというか、もう少し開示してよ!という要求があるようです。

 上図の真ん中の理想的開示情報というものを一冊に纏める為に、私たちは、知的資産というものを再度磨きあげ、整理する必要があります。
 その整理のために、どんなシートを使えば良いのでしょう?となります。
 そこで、一例としてSWOT分析を紹介します。

内部
S(強み) W(弱み)
外部
A(機会)
(Q1)
強みを生かしてチャンスをものにするためには
(A1)
(Q2)
弱みを克服してチャンスを逃さないためには
(A2)
T(脅威)
(Q3)
強みを生かして脅威を受けないようにするには
(A3)
(Q4)
弱みを克服し脅威を避けるには
(コストを考えて対応しないか?)
(A4)

 SWOT分析とは、内部環境における強みと弱み、外部環境における機会と脅威を分析することです。
 まず内部環境において、強みと弱みがあるということです。つまりSはStrengthで強み、WはWeaknessで弱さです。
 外部環境においては、機会と脅威があります。OはOpportunityで機会、チャンスを意味します。TはThreat、脅威です。

 このSWOT分析におけるQ1〜Q4の質問に対する、答えA1〜A4の内容が、その企業のストラテジーを形成することになります。
 これを各人の主要仕事毎に分析したら、事業のタクティス(戦術)分析になりますし、個人の能力分析に応用すれば、パーソナル・ストラテジーを考える材料になるでしょう。

 まず、当9月で上期が終了しますが、下期の為に各人の主要業務のSWOT分析をして戴いたら面白いと思うんですが、いかがでしょう。
 わが知的な仲間たちよ!
 自己能力のSWOT分析から、下期に向けて飛躍をしようじゃないか。

 上期のストラッグルが下期に花開きますように……『ありがとう』を贈ります。
井上 健雄