2008年12月のありがとう
グッド・ジョブからグレート・ジョブへ

 昨年2008年にアメリカ発の大不況に日本も直撃されました。日本の超優良企業のトヨタでさえ、半世紀以上にわたって経験しなかった赤字計上となる見込みです。
 100年に1度の大転換期です。こんな時に、従来通りの常識に縋って仕事をしてはなりません。

 いま社会に必要なものは、これだと完結できるものではなく、人から人へと語り継がれ、各セクターと連携して実践し、世代を超えてリレーされていくものです。
 そうした観点から私たちの仕事が評価されて、それに耐えるものでなければなりません。

 リレーされるもの、それがレジェンド(遺産)です。
 今年の活動でどんな遺産を築きましたか。
 エ〜エ!遺産より負債を作ったって!
 そんな作業人は社会が、会社が必要としません。

 今年の仕事には、あまり満足できませんでした。
 ミーティングでも申し上げたように、私たちの仕事はグッド・ジョブ(良い仕事)では満足できません。
 グレート・ジョブ(偉大な仕事)をしてこそ、社会、顧客の方々に、感動や感謝を呼び起こすのです。

 それはプロフェショナルの仕事です。
 学習し、PDCAのサイクルをきっちり回し、報告・連絡・相談を織り交ぜ、グレート・ジョブを創造してください。
 これはお願いではなく、パフォーマンスを要求するものです。
 グレート・ジョブで応えてください。
井上 健雄