2009年11月のありがとう
柳井氏のユニクロ

 さあ、5日もすれば師走。
 皆でどんどん走り、仕事をぐんぐん進めましょう。寒さのろんろんに負けないように。

 身近なところで新型インフルの影響が出ています。各自気を付けてください。
 「人ごみへはマスク。手はいつも清潔に。帰れば嗽。食事・睡眠・入浴しっかり。健康な心身を保ちましょう。…」

 私は、いまユニクロの柳井氏に凝っている。
 09年8月決算。
  売上   6,850億円(昨対16.8%増)
  営業利益 1,086億円(昨対24.2%増)
 来期も、売上16.5%増、営業利益10.5%増の計画である。
 柳井氏にとって、ほんの一つのマイルストーンにすぎない。2020年に5兆円、経常利益1兆円を目標にしているのだから。
 もう敵はGAP(アメリカ)、ZARA(スペイン)、H&M(スウェーデン)しかいない。

 そのユニクロが大事にするのが「現場、現物、現実」の三現である。どんな大企業もこの基盤なしに生存も成長もないとしている。
 そしていつも現状否定を出発としている。『成功は一日で捨て去れ』という柳井氏の本まである。
 彼の主張するいくつかのワードを引っ張り出してみよう。

チャンスは既存の業界にはない
店長を一人残らず独立自尊の商売人にします
仕事はやればやる程いろんな発見がある
会社は働く人たちの総和以上にならなければ会社ではない。そこにチームワークと感受性がある。
大規模化は競争上必要だが効率は落ちる。ブランド力向上と広告価値で釣り合うか。
飽きられないチラシが重要
売れるを考える
教育が新しい企業への起爆剤。企業も日本も変える。
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 といろいろあるが、ポイントは、一気通貫である。
 少しのデフォルメもあるが、柳井氏の言葉を私たちの大きな参考として掲載した。
ご賞味あれ!


井上 健雄