◆2013年12月のありがとう
正 |
正しいとは、百家争鳴の百論を一つの意見に止める、ことを言う。
多くの意見を一つに統(す)べることであり、平均解でも権威者の考え方でもない。
元々の問いが求めるものを、ある意味誰もが考えなかったもの、ある種異次元ジャンプしたもの、それが正解となる。
その正しさは生きものであり、個々のケース、個々人、集団のレベルに応じてのものである。
時間軸が異なれば、またその正解は微妙に変化するものである。
同じ平面に立っていては、この解は生まれない。
日々の研鑽と、広い視野と、深い洞察の中で生まれるものである。
集団内で‘正しい,とされたこと、ルール一つをとってみても、実行しないとすればその集団は、規律を欠いた烏合の衆となり、競争場裡より敗退を招くものとなる。
一人ひとりが、イー・ビーイングのミッションを深く理解して、各自の仕事を行動の正しさに昇華させて欲しい。
その昇華された行動で来年を彩ってほしい。
一年ありがとう。
井上 健雄