2006年8月のありがとう
いまといずれ

 もう8月も終わりです。
 夏が色褪せるのは嬉しいものですが、今年は来月も暑いのではないでしょうか。しかも夏バテが出るのはこれからなんですね。
 だから、身体に栄養を心に潤いを、好きな音楽や読書等で心身の強化をしてください。
 われら事業の下期の種蒔きと刈入れの為に、バテテハナリマセン!

 もう少しすれば、
   あかあかと 日はつれなくも 秋の風  (芭蕉)
 そうです。風を楽しんでください。
 太陽の光は強く暑いけれど、風には秋が忍び込んでいるんですから…

 今月のテーマで、この季節の過ごし方を展開してみましょう。
 いま=暑くて食の進まない時に、しっかり栄養のあるものを摂る。さもないと、いずれ=秋風の吹く頃に夏バテが出る。
 つまり、いまといずれはトレードオフの関係にあるのです。

 私流の言葉で表現すると、人はいまの仕事に感(かま)けてしまい、明日の仕事の為の時間を創らない傾向にあるということです。熱心というより楽だからです。
 どちらのリスクが高いかというと、意味的には将来の為の時間が大事なんです。
 とはいえ、いまを放擲(ほうてき)するのでなく、バランスを良く(例えば、いま80%、明日20%)することです。

 今月は、いまといずれを両立させる精神を要望して、今月のありがとうと致しましょう。

井上 健雄