2006年10月のありがとう
秋晴れの一日から
 もう神無月も終ろうとしていますね。
 神さんが皆、出雲に行かれて少しは暇だろうと思っていたのに、仕事の神さんはどこにも行かず仕事を用意してくださった。有難いのですが忙しかった。
 いや、まだ月末から来月にかけてスケジュールが目白押しなのですね。皆な頑張ろうね。

 とは言え、月中にはジーマックスの池田社長のご好意で、篠山に遊ばせて貰いました。
 とびっきりおいしい蕎麦と黒枝豆採りに、秋の一日を満喫しました。
 天気も最高。景色抜群。
 農家(安井市郎様)の方の暖かいおもてなしを受け、枝豆にビール、いろんな話に花を咲かせたものです。
 篠山は都会にも近く、いろいろ多彩な文化人が戻って来られて、町おこし、自分おこしをされておりすごく面白い。

 無農薬農業の実態を垣間見せて戴きました。
 虫の食べる分は消費税と考えましょうと言っていた私ですが、ここでは虫さんが殆どお食べになって、お残しになったのが私たちにくる、そんな感じです。ちょっと税金高いなぁ〜と思いました。
 しかし、一つ戴いて帰った白菜のおいしかったこと。甘いしやわらかいし、おいしい。
 やはり農薬や化学肥料に汚れていない畑のもつ力だと思います。虫さんも沢山いました。
 畑の横の小川には、マルタニシ、カワニナがいっぱいいました。これも持ち帰り、わが事務所の金魚鉢に入れました。マルタニシさんも金魚さんに背中を突かれながら、楽しそうです。

 この一日は、私に一層、エコファーグメンツの考え方の正しさを再認識させました。
 エコファーグメンツ(Ecofargments)とは、エコロジー(ecology)、ファーム(農場、farm)、グルメ(おいしい、gourmet)、エンターテイメント(楽しみ、entertainment)、ステイ(泊る、stay)という5つの概念を一つにした造語です。
 村と町のあらゆる人々のパートナーシップ活動により、生きとし生けるものすべてが大自然の恵みを持続的に楽しむ社会システムの構築を目指しています。

 まずこうした篤農家の方の野菜を一つでも皆さんに味わって貰う、それがスタートだと考えます。これも皆なでやろうね。
 今月もありがとう。
井上 健雄