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5月、皆さんには少しの連休を用意し、少しのリフレッシュをして戴いたと思います。
そうこうする中に、今期ももう2ヵ月が経過です。
いい出足になりましたか?いい計画がPDCAされてますか?
先日、私共が主催した「土壌第三者評価委員会シンポジウム」(H20 5/15)は盛況裡に終わりましたね。
このことが嬉しくて、まずこのシンポジウムに触れたいと思います。
「石の上にも3年」。
私どもが、実務家で構成された「おおさかATCグリーンエコプラザ ビジネス交流会 水・土壌汚染対策研究部会」の皆さんと、斯界の権威である学識経験者や技術士の皆さん、そして大手監査法人の方々と組み立てた土壌第三者評価のシステムが、いよいよ社会的認知を高めて社会的意義を強めていることを実感しました。
特に、基調講演をして戴いた株式会社竹中工務店 土壌環境本部 副部長の奥田清明氏は、中身の濃い優れた資料にパワーポイントのアニメを交え、難しい話をやさしく話して戴きました。実務に裏打ちされた講演は、説得力に満ち、90人を超える参加者の方々に大いなる感銘を残したと考えます。
そして私ども土壌第三者評価委員会にも、いろいろ提案を戴きました。
こうした課題検討の折には、奥田氏も時間があれば参加し、土壌第三者評価委員会の社会的品質をあげるお手伝いをしましょう、という力強いお言葉まで戴きました。
私どもの評価の核となって戴いている菅原委員長、川地副委員長はじめ評価員の皆さんも、諸手を挙げて『土壌第三者評価委員会を社会的キャピタルに確立しよう』ということになりました。
有難いことです。逆に私どもは、一層研鑽をし、皆さんに喜んで戴ける土壌第三者評価委員会にしなければと決意を新たにしました。
さて、5月のありがとうを執筆(?)しているのですが、5月はあとグリーンエコプラザの‘アフリカコーヒーフェアトレード’の試飲付きセミナー(5/25)と環境ISOセミナー(5/30)を実施させて戴きます。
前者は、京都大学の気鋭の学者、辻村先生の基調講演と、フェアトレードを志事とされている共和食品さんやワタル(株)さんの協力を戴いて実施致します。フェアトレードの認知が高まればと祈念しております。
また環境ISOが各事業所に取り組まれ、低炭素社会への一助となれば良いですね。
月後半にもグリーンエコプラザの価値を高める仕事があります。ワクワクしますよね。
こうした行事を立派に熟し、6月の環境月間を迎えましょう。
6月20日に、洞爺湖サミット開催記念セミナーを京都大学大学院地球環境学堂の松下和夫教授(元環境省)を中心に催行致します。低炭素社会に向けての課題や解決策などが提示されます。
沢山の方々に理解し、行動して貰えるように、私どものネットワークを含めて参加者を募りましょう。
今回はありがとうというより、行事反省から行事計画がメインになってしまいました。
温暖化防止にむけて、わがE-Beingは一層その社会的価値を問われることになります。
そういう文脈で皆さんに申し上げたいことが、「クロノセントリズム」です。
どの世代の人間も自分の世代が特別な意味を持っていると考え、自分の生きる時代は重大な難局に直面しており、自分がその課題を解くべく位置付けられていると思う、という考え方を言います。
私はこの考え方こそイー・ビーイングであると思います。第一セクターと第二セクターとの軋みの中の、第三者セクターとしてのNPOを稼働させていることは、クロノセントリズムとして強く意識することだと考えています。
土壌第三者評価委員は正しくは『社会的資本(ソーシャル・キャピタル)』です。なぜなら日本で土壌汚染の可能性がある土地は11万3,000ヘクタールで、必要な土壌汚染対策費用は16.9兆円とされているからです。
このブラウンフィールドを、いかに適確に人の健康被害を出さずに活用していくかが、大きな問題であるからです。
今後私たちはこの「ソーシャル・キャピタル」を念頭において、この平成20年度を進もうではありませんか。
今月もいい働きをありがとう。 |
井上 健雄 |
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