2009年9月のありがとう
世界ブランドとなる

 9月もよく頑張ったね!ありがとう。

 さて今月は、ラ・レーテという小さな会社のおはなしです。
 このレーテ社は、ミラノから東へ車で2時間、あのコモ湖の隣、イゼオ湖の真ん中、モンテ・イゾラ島(人口1,700人)にあります。

 さて、イタリア語が少し分かる人なら、レーテが網を意味するので、魚網を売ってるのかなと思われるでしょう。
 正解!
 でも今、レーテ社を有名にしているのは、サッカーのゴールの網(ネット)なんです。それも四角のものではなく、六角形の美しい網で世界を席巻したのです。スポーツで使用されるネットのほぼすべては、このレーテ社のものなんです。

 いや〜驚きです。
 年商3億3千万円、社員は全員島の人で、20人。
 今、レーテ社は工業用のセーフティネットというカテゴリーに進出しようとしているらしいのです。

 私は思います。ここまで来るのに、大変な苦労があったんだろうなと。
 イゼオ湖は底が浅い為に、底引き網には大変な高品質と工夫を必要とするのだろうなぁと。また魚網だけでは飯は食えないよね…
 日本も海に囲まれた国、ネットのこんな企業があってもいいのですが…

 私たちも一念発起すれば、イー・ビーイングやフィランスロピー研究所だって、世界一のブランドNPOやブランド企業になるのに難しいことはありません。
 まずミッションを理解し血肉化し、ミッションを軸に社会・人の不満や問題への気づきがあればいいのです。
 その気づきをできる限り細分化し、具体的なものにして、そのソリューションで世界一となれる範囲を創造することです。
 これを少しカッコよく言えば、新しいカテゴリーの創造となります。

 さぁ、下期に向けてそれぞれのカテゴリー・メーキングを始めましょう!

『世界ブランドとなる』

 私たちを新しい世界に導いてくれる祈念の言葉です。
 ありがとう。

井上 健雄