◆2015年5月のありがとう
チャリオット(轍) |
経歴のことをキャリアという。
この語源を調べると、轍(わだち)だという。
古代ギリシア時代に、戦いに勝った者が二輪の馬車に乗って行進した。
この馬車をひく二輪車をチャリオットと言う。
このチャリオットの通ったあとに、二本の轍が残る。
つまり勝者の残すもの、これがチャリオット(轍)である。
就活で、「御社でキャリアを磨きたい…」「○○のキャリア形成をしたい…」とか表現されるが、キャリアとはそんな他人任せのものでなく、本来は、自分のやった仕事にしっかりとパフォーマンスを残し、後進が進む道を新形成する、それがチャリオット、キャリアである。
轍を残す為には、現代社会においては、成果とともにそれを伝える表現力が必要となる。
表現力とは、本来の自己を発見し、その発見した自己を強化し、その強化された自己を世間に向かって表現することによって社会的認知を高めることである。
このいい例が、2020東京オリンピック・パラリンピックの招致プレゼン※である。
これは東京決定という轍を残した。
私たちもそれぞれのチャリオットなしに、生存は許されない。
いいチャリオットを!
※この詳細については、6月の挨拶でお知らせしたい。
井上 健雄