エステティック

　麻痺、生きなから死んでいる状態をアニステティックという。
　この反対語は、美、エステティックという。
　つまり私たちは、世界の美しさと調和すればする程、生き生きとし楽しみをみいだす。
　この状態をエステティック（美）というのである。

　現在は、エステティックとして痩身や脱毛、美白、全身美容等を指すものらしいが、エステティックの一部を表現するに過ぎない。
　動物を人間に変身させ、肉体を社会的な存在にするスタート場所は、バスルームである。
　朝、ボサボサの頭を整え、洗濯された下着をつけ、その日にふさわしい服を着る…
　私たちは朝をどう過し人間に至り、社会的な貢献にどう向おうとしているのか。
　考え考えて家を出るべきである。

　これは無秩序な状態から、秩序を形成するのである。
　秩序とはコスモスである。
　その秩序を形成する一つにコスメティックス（化粧品）がある。
　化粧も秩序の一形態であり、それぞれの考え方によって対応すべきである。

　そして執務空間のエステティックは、整理、整頓して掃除し、清潔な空間を作り、それを維持していく躾にある。
　さぁ身なりのエステティックから、クリンリネスのエステティックを始めよう。
　これらがなしで、神・仏の加護はない。
　God bless you.

井上　健雄